導入事例

CASE STUDY

ゼネサブ連携地元の期待を集める超巨大現場のDX座談会レポート〜北海道ボールパークFビレッジのゼネコンサブコン連携〜

北海道、北広島市で2023年3月のオープン予定の新球場『エスコンフィールドHOKKAIDO』。球場に加えて、ホテル、レジデンス、グランピングなどの施設を含む辺り一帯は「北海道ボールパークFビレッジ」の名で呼ばれ、約32ヘクタールにも及ぶ面積はアジア最大級となる見通しです。
躯体工事真っ最中の現場でSPIDERPLUSを活用している現場監督が集結し、超巨大現場特有の事情や情報連携の実態など、ざっくばらんに語り合っていただきました。

※座談会はマスク着用で行なわれました。撮影時のみマスクを外しています。

地元の期待を集める巨大現場の悩みと醍醐味

現場はJR千歳線の窓からも見えますが、実際に現地に降り立つと数字で把握していた以上の広大さに驚きを隠せません。こうした現場に特有の困りごとを訊くと規模の大きさ、広さに言及する声が目立ちます。

球場の建築面積だけで50,000平米という規模ゆえ、現場内の移動だけでも一苦労であること、電気、衛生など1つの仕事を2〜3社で進めているため、1社が単独で進めるのとは違って、業者間のコミュニケーションを重ねていくことが普段よりも重要であること。そしてもう1つは地元からの期待を背景にした事情です。

「北海道の方でこの現場を知らない方はいないと思いますが、注目度の高さゆえに工事に関する要望事項も多くなります。自分たちの目線ではこのぐらいでいいだろうと捉えるようなことでも、もう一度立ち止まって別の角度から見て考え直しながら進めることも少なくありません。」

北海道ボールパークFビレッジは報道される機会も多く、現場への関心の高さを感じることも少なくないと語ります。地元住民の方とコミュニケーションが生まれるきっかけになったり、皆が知って興味を持ち続けている現場で働くことでやり甲斐や、誇り高さを感じることは特有の醍醐味となっているとのことです。

球場建設という点においては、今までにないようなダクトの通し方や配管の通し方に遭遇することもあり、そうした点もまた、現場特有の事情と言えます。

情報連携をめぐるサブコン各社の事情とゼネサブ連携、遠隔作業

日頃の情報連携について、各社に事情を訊いてみましょう。

・西原衛生工業所様:1つの工区で図面を土台に写真を入れて管理記録として提出しています。図面そのものを大きく更新することはないですが、配管のルート変更などが発生する際に入れ替える情報が出てきます。

・関電工様:総合図の打ち合わせが日々あって、そこで細かい打ち合わせをしていきます。打ち合わせた内容を反映させて入れ替えて情報が変わった部分を管理していく、という事情があるため電気工事は設備図の更新頻度が比較的多くなる傾向があります。

・東光電気工事様:スラブ配管は現場の配筋状況によって配管ルートが変わってきます。寸法の変更が必要になるため、1日の中でも複数回設備図に変更が発生することもあります。

・新菱冷熱工業様:図面の変更頻度は概ね月に1〜2回ぐらい発生します。写真を図面に紐づけているわけですが、図面が変わった場合でも図面データだけを入れ替えることができるため、S+は便利だと感じています。

このように設備各社は異なる情報の更新ペースのもと、工事を進めていきます。それらを束ねる大林組は、どのようにして連携して進めていくのでしょうか。

大林組様:各社から挙がってくる写真などの情報を元として、どこがどう変わったのかを把握します。図面と現場の間で変更があった場合は、図面の更新それ自体を呼びかけるよりも、まずはSPIDERPLUSにメモを残すことで、変更内容を詳細・明確に伝えます。その上で図面の更新指示を出すようにしています。また、こちらの情報を元に、東京本社にはコンクリート打設前の記録確認を依頼します。SPIDERPLUSの情報を遠隔で確認してもらい、明日コンクリートを打つ箇所の状況を実際に北海道まで来なくとも確認することが出来ているのです。

携行物削減に伴う手間の削減、効率化

関電工様:写真を現場のどの場所で撮ったかを把握できるのが便利です。図面上に写真を紐付けることができますから、現場から戻った後でもう一度確認する際もどこで撮った写真だったかを思い出す必要がありません。撮影する枚数も多いですから、カメラだけで写真を撮ったならば、場所の確認自体が大変な手間になっただろうと思います。

西原衛生工業所様:検査記録編集の時間が間違いなく減ったと感じています。大きな現場なので人数はいますが、情報共有という意味合いでも毎回人を集めたりする必要もなくなりました。日々1〜2時間ほど違っていると思っていて労務面でも効果があると思っています。

東光電気工事様:今までならば黒板や図面など、たくさんの携行物を持って現場を巡回していました。SPIDERPLUSならば持ち物はタブレット1つで済みますし、移動しながら確認を済ませることができます。荷物だけではなく現場巡回の手間も減っています。データも皆で共有して見ることができるので情報共有に漏れがなくなっていると感じています。

新菱冷熱工業様:紙図面で修正の依頼を出す際は、その箇所を示した図面と写真の両方を印刷して揃えて指示を出さなくてはいけませんでした。SPIDERPLUSならば紙を2種類印刷する代わりにタブレット見ながら明確に図面上の箇所を示すことが出来ますし、すぐに指示を出すことが出来ます。

斎久工業様:SPIDERPLUSを使うことで移動の手間が省けています。以前撮影した工事写真を見たい時はサーバにあるものを手元のタブレットにダウンロードすればその場で見ることが出来ます。SPIDERPLUSがなければ過去の写真を確認したい時は、まず事務所に戻ることが必要になるのですから。

大林組様:SPIDERPLUSを使うことで情報共有の手間を削減することが出来ています。以前は写真を共有して可否判断を仰ぐ際にメールに添付して送っていました。現在は判断が必要な箇所の領域を共有しておけば、東京本社の工事監理部と、お互いにどこを見ればよいか分かってますから効率よく仕事を進めていくことが出来ます。

工期の進捗と現場DXへの展望

現場全体を統括する役割の大林組若尾様は次のように話します。

現在は全体の工程で建築は躯体や屋根鉄骨など、40%ほど、設備工事は面積が広いですから15%ほどの進み具合です。各社がそれぞれの工程内で行なう検査や日々の業務でSPIDERPLUSを活用し、そこから上がってくる情報を元に設備と建築で連携をしながら進めています。

今のところは各社が図面と写真という基本機能を活用していますが、今後工事が進んでいくと、中間検査などがやってきますが、例えばオプション機能を組み合わせていけばさらに効率的な現場運営を実現していけるのではないかと考えているところです。
仕事をする各社やその先で働く専門工事業者を含めて、現場全体がもっと楽に便利に仕事を進めていけるようにマネジメントするには、現場で何が起こっているかを効率よく把握することが欠かせません。SPIDERPLUSの活用など、DX推進はそうしたことに寄与するだろうし、引き続き現場をつぶさに把握しながら技術活用にアンテナをはりめぐらせようと思っているんですよ。


取材へのご協力

株式会社大林組
株式会社関電工
株式会社西原衛生工業所
東光電気工事株式会社
新菱冷熱工業株式会社
斎久工業株式会社

北海道ボールパークFビレッジのオフィシャルサイトはこちら

写真:森本修大(※本ページ内の画像の無断転載・二次利用はお控えください)

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