導入事例

CASE STUDY

建設建設DXはゴールではない〜全社的なDX推進の先に見据える本質的な目的とは

埼玉建興様は埼玉県南部の川口市を拠点とし、70年以上にわたって公共の建物から、関東地方に住む人なら誰もが1度は耳にしたことのあるランドマークに至るまで、幅広い施工実績をお持ちです。現場のみならず、全社的に取り組む建設DX推進と、その本質的な目的についてお話を伺いました。

お話:画像左から

細谷拓司様(取締役 管理本部副本部長 兼 総務部情報管理部 部長)
三輪龍弘様(建設本部)
石川彩花様(建設本部)
秋本守様(情報管理部 課長)

※インタビューはマスク着用で行なわれました。撮影時のみマスクを外しています。
 文中、サービス名称を「SPIDERPLUS」、社名は「スパイダープラス」とそれぞれ表記しています。
 

現場と内勤の両面から見据えた生産性向上

―貴社はもともと別のICTツールをご利用だったと伺っています。SPIDERPLUSに切り替える際になにか課題があったのですか

A:以前導入していたものに対して、現場から不満が上がっていた訳ではありません。ただし、会社としてDX推進をして生産性向上を目指そう、という方針になったことが背景にありました。

―生産性向上とは具体的にどのようなことを目指そうとしたのでしょうか。

A現場業務の効率化をして負担を減らしたかったのです。現場業務は内勤に比べると元々ハードなところがあります。あとは建設業界では人手不足の問題がありますし、お客様から建物の品質に対する要求も年々高まっています。こういう背景のもと、必然的に現場の仕事も増えていき、効率化が重要なテーマになっていったのです。
そのためにはSaaS型のサービスが必要だなと考えました。すなわち、リアルタイムの情報共有が出来て、作業を分担出来るもの、さらには時間と場所の制約を受けずに仕事を進めていくことが出来るものです。

また、現場に目を転じると、施工管理に必要な図面、写真管理、検査の機能が1つのアプリに収まっていることも必要です。それぞれに特化したアプリはありますが、1つで済むものとなると限られてきます。加えて現場からは紙図面をどうにかしたいという要望もありました。これらを全て満たすのはSPIDERPLUSだ、ということになり、導入を決めました。

サポート、説明会の参加で部門横断的な活用へ

―ありがとうございます。現場、会社の双方で必要な条件を満たせそうだと映ったのが決定打になったのですね。実際に使い始めてみて、どんな感触がありましたか

A:以前は1つの機能に特化したアプリを使っていましたが、それに比べると機能が増えたことで当初は難しい、というのが率直な感想でした。SPIDERPLUSの中で図面写真検査など、様々な機能がどう繋がっていくのかを理解するのに少し苦労しました。
ですが、SPIDERPLUSにはサポート体制があり、理解するのに役立ちました。サービスを導入したら終わり、期間限定のサポートとか有料でもなく、導入してから使えるまでサポートする体制があることは大きかったです。

現場のお二人は導入当初、それと現在とでそれぞれどんなことを感じましたか。

M:SPIDERPLUSを使って半年ぐらいが経ちました。慣れないうちは難しいなと感じたこともありました。現在は、図面機能の便利さを感じています。必要な図面は全て入っているので、現場と事務所の無駄な往復がなくなりました。

I:私も最初は難しいなと思ったことがありました。ただ、荷物が減ったことは大きかったです。SPIDERPLUSの導入前は図面に黒板、磁石など、たくさんの物を持って現場に出ていました。現在は配筋検査機能の便利さを感じています。豆図の確認から写真撮影という一連の流れをSPIDERPLUS上で行うことができるので作業が効率化されました。

使いこなしていくために、それぞれご自身で努力したことなどはありましたか。

I:サポートセンターをフル活用しました。都度、現場から電話で問い合わせると返してくれるのでそれを自分のノウハウとして蓄積していきます。

S+サポート:実際のところ埼玉建興様とはコミュニケーション頻度が多いです。現場で行なう説明会のたびに新しいご質問に遭遇しますが、そのたびに意欲的に活用してくださっているのだ、と感じます。毎回行くたびに新しい機能や使い方について訊かれることで、こちらも毎回学ぶことがあります。

M:検査の下準備は1人で行なうと結構手間がかかることもあるので、クラウドを通じて作業事務の社員と作業を分担しています。

A:現場でスムーズに使えるように、情報管理部の社員でマスタの設定をしてから現場に渡るように工夫しています。私自身は施工について詳しくはありませんが、現場の使いやすさにつながるように、日々学んでいます。あとは着工前の現場まで、スパイダープラスの方から説明しに来てくれるのはとても助かります。

スパイダープラス営業:月に2〜3件は説明に伺っていますね。

ところで、貴社では最初からオプション機能も全部加えた状態で導入をしていますね。どのような事情からでしょうか。

A:最初にお話したように、導入経緯が業務効率化だったので、施工で必要な機能を一つのアプリに集約させるのは必要と考えました。それで最初からオプション機能を導入しました。

現場のメリット、社内が見出す効果、DX推進が目指すものとは

―SPIDERPLUSを導入して、現場が便利に使う以外に、労務時間やコストの削減効果を挙げる方がいます。貴社の場合はなにかしら見出した効果はありますか?

H:具体的な時間の換算はこれからですが、業務効率化には確かな効果を感じています。SPIDERPLUSはクラウドベースですから、写真整理などは別の社員が請け負うことができます。杭施工検査にしても、業務に不慣れな若い社員でも、1から作業を覚える必要がなく、機能に従って、ある程度直感的に使っていくことで、マニュアル化されたものにもとづいて仕事を進めていくことができます。そういう点で人材育成の面も含めて効果がある、と言ってもいいと感じています。

A:これは実際に体験したことですが、首都圏から少し離れたところで杭の工事をやっていたときのことです。帳票を施主に提出しなければならなくなり、その場にいる社員はどうすればいいか分かりませんでした。SPIDERPLUSがクラウドで繋がっているお陰で、現地にいかなくとも作業を分担することが出来て、離れた所で出来る別の社員が請け負うことで帳票を作成して提出できるようになり、効率化を、身を以て経験した思いでした。場所を選ばずに効率よく分け与えたり、即座に情報共有をしたりできる便利さを享受したわけです。

貴社では社内全体でのSPIDERPLUS浸透度も高いと伺っています。現在はどのぐらいの割合でご利用ですか?

A:ほぼ全部の現場に入っています。建設以外の部門では品質検査部と設備部でもそれぞれの業務で使っています。品質検査部では、文字通りに品質を高めるための検査と是正が仕事です。実は将来的に部門間での連携も考えていて、是正を依頼する際もワークフロー的な機能があったらSPIDEPLUS上で部門を跨いで必要なことを巡回させられればさらに便利に使っていくことが出来るのではないかと考えています。

H:業務のマニュアル化のような点でも有意義に活用していけると感じています。写真を撮る際、どの角度から撮ったらよいか、などは従来ならば業務スキルの熟練度をある程度必要としていました。SPIDERPLUSならばアプリの上で矢印アイコンを設定することによって、どの角度から写真を撮ったらよいかを直感的に把握することが出来ます。配筋検査でも、同様に事前に指定できるため、作業をしながら業務を覚えていくことが出来ます。

今は教育部門で業務マニュアルを動画で作成して、それとSPIDERPLUSを連携させて人材育成に活用していくことを考えています。動画を見てある程度業務方法を理解した上で現場の作業に役立ててもらうということです。今までは先輩の下で時間をかけて知識を身に着けていっていたのを技術活用によってクリアすることが出来るのではないかと考えているのです。

お話を伺っていると貴社では部門をシームレスに連携させた取り組みに成功しているのだ、と感じます。決して小さな組織ではない中でどのように取り組んでいるのでしょうか。

H:基本的には社内で実際の使用状況を見て、少しずつブラッシュアップするようにしています。何か特定の会議体があるわけではないのですが、それぞれの部門がそれぞれのミッションや課題を持っていますので、それぞれが目線を合わせて物事をさらに良くしていこうという体制のもと、マッチングさせられるものをうまく連携させながらやっています。

部門ごとに吸い上げた情報をもとに社として磨いていくのですね。

A:意識的にそうしていた、というわけではないのですが、結局のところ複数部門が関わって仕事が進んでいきます。いつからか自然とそういう風になっていたのです。

業界を問わず、DX推進は2022年初頭の現在もとてもホットな言葉です。全社的にDX推進をするに際して時間や手間の削減といった先に、何を見据えていますか

H:企業としてより生産性向上を追求する姿勢は重要であり、その為には、DX推進は不可欠であると考えます。ただし、DX推進はゴールではなく、生産性向上により生み出されたリソースを新たなチャレンジへと向けていく事が重要と考えます。

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※ 東京オフィスにて認証取得
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