建設業界の最新動向とDX推進【2022年版】 | 図面・現場施工管理|工事写真SPIDERPLUS(スパイダープラス)|建設業・メンテナンス業向けアプリ

建設業界の最新動向とDX推進【2022年版】
  • 業界市場動向


2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により建設現場の閉鎖が相次ぎ、民間設備投資も落ち込みました。2021年、国内外の経済活動の持ち直しにより民間設備投資は微増の見込みです。1年遅れで開催された東京五輪・パラリンピックが閉幕し、それに関連する建設は収束しました。しかし、2022年以降も首都圏の再開発等の大規模案件、地域のインフラ整備、働き方改革、建設業界には考えるべきトピックが多数あります。もちろん、今般のコロナ禍が与える影響も考慮しなくてはなりません。

この記事では、建設業界の動向を捉えたうえで今後生じる課題に対処していくヒントをご紹介します。

2022年以降の建設業界の動向

建設業界の2022年以降の動向を予想するには、五輪特需以降の流れを把握するだけでは足りません。新規建設だけでなく、維持管理や地域のインフラ整備も重要な課題となってきています。

建設バブルは終わったのか?

建設業界は、新型コロナウイルスの感染拡大以前は「建設バブル」と呼ばれるほどの好況でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により建設業界も大きな影響を受けました。現在は経済活動の持ち直しにより中止されていた工事が徐々に再開されています。
現在、建設業界では、東京五輪・パラリンピック開催に伴う建設ラッシュ後も高い建設需要が続いています。

これらの建設需要は、都市再開発に向けた需要、東日本大震災に端を発する日本各地の災害からの復興需要、そして首都圏の交通網、ホテル、各種商業施設を中心とする需要など、様々な因子が重なって生まれたものです。

今後も以下のような大規模な建設プロジェクトの進行が予定されています。

  • 大阪万博に向けたインフラ整備【~2025年】
  • 品川・名古屋駅間のリニア中央新幹線開通プロジェクト【~2027年】
  • 高速道路リニューアルプロジェクト
  • IRリゾートに関連する工事
  • 高度成長期以降に整備されたインフラ維持管理

このように、2022年以降も需要が高いことが見込まれています。

新規建設だけでなく維持管理も重要に

先に述べた新規建設だけでなく、今後は維持管理も重要になります。国土交通省によると、2013年度の維持管理・更新費が約3.6兆円だったのに対して、10年後の2023年には約4.3~5.1兆円、20年後の2033年には4.6~5.5兆円程度にまで上昇する見込みです。

こうした維持管理の需要増の背景には、高度経済成長期以降に整備された建造物の中に、今後20年で建設後50年以上に達する施設の割合が加速度的に増えることが挙げられます。

そのため、維持管理の需要は年を追うごとに高まってゆくでしょう。

地域のインフラ整備も課題

また、地域のインフラ整備も引き続き大きな課題です。建設業は地域社会の安全・安心の確保を担う、地域の重要な守り手でもあります。

国道のメンテナンスといった典型的な地域のインフラ整備だけでなく、災害時の応急対応や「地方創生」への貢献など、地域の中小企業は幅広い活躍を期待されています。

コロナ禍における建設業界の現状とDX化の遅れ

建設ニーズの増加とは裏腹に、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大は多くの工事を中断させる結果となりました。しかし現在では主要建設会社を中心に再開の動きが見られています。

それを受けて国土交通省は、新型コロナウイルス対策のガイドラインを発表し、建設業界においても「三密」の解消が求められるようになりました。国は建設現場での対人間隔の確保の他にも、事務作業時の喚気、石鹸による手洗い励行、体温測定など、様々な取り組みを推奨しています。

また、新型コロナウイルスの影響でストップしていたものの、建設のニーズが減っていくわけではないため、今後も対策を進めながら建設業界の繁忙は続くでしょう。しかし、現在の日本は人口減少・高齢化が進行する中で経済活動を続けていかなければなりません。また、長時間労働の是正に関しても取り組んでいかないといけません。このような状況だからこそ生産性の向上が不可欠であり、生産性を向上させるためにはデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく必要があります。

コロナ禍以前もDX推進の取り組みがなされていましたが、コロナ禍で新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにテレワークを実践したことで業務のデジタル化が進んでいないことを実感し、それが契機となりDXの重要性が一気に高まった印象です。とはいえ、日本のDXは、他の先進国と比較してまだまだ遅れている状況です。

繰り返しになりますが、生産性を向上させるためにはDXによる業務効率化を進めていかなければいけません。

DXの実現には、すぐにできる取り組みとしてITツールを導入して活用することが有効です。

SPIDERPLUSで建設業のDXを促進

コロナ禍で働き方を変えていかなければいけない、建設ニーズが高い状況にも関わらず人材不足による長時間労働の環境を是正しなければいけない、これらの課題を解決に導くツールが、スパイダープラス株式会社が開発した「SPIDERPLUS」です。

「SPIDERPLUS」は現場の声を基に、現場管理に必要な機能をオールインワンで搭載したアプリケーションです。

デジタル化した図面や資料、作業記録・指摘内容等をクラウドで管理するため、遠隔でもリアルタイムの情報共有が可能です。それにより、例えば現場管理の検査業務であれば自宅でのリモートワークでおこなえます。

現場に持っていくのはタブレットだけで携行物を大幅に削減できるため、現場と事務所の無駄な往復がなくなり移動時間の削減が可能です。無駄な時間を削減することで、その時間を別の作業にあてることができます。「SPIDERPLUS」には、そのほかにも無駄や情報精度のムラを減らすための機能、作業時間を短縮するための機能があります。

代表的な標準機能とともに、製品の特長や導入によって得られるメリットをご紹介します。また、社内のデジタル人材不足がDX推進のボトルネックになっている企業の方々においても「SPIDERPLUS」では導入検討段階から導入後サポートも充実していますので、あわせてご紹介します。

図面管理や工事進捗管理など、欲しい機能がオールインワン

大量の図面を持ち運ぶ必要なし

「SPIDERPLUS」には図面管理や工場進捗管理など、建設関係者が欲しい機能が一体になって詰め込まれています。

例えばiPad端末に保存された写真はもちろん、内蔵カメラで撮影した写真もそのまま添付可能ですので、容易な図面管理を実現できます。

コメント入力・図面内手書き入力・図面内距離測定など多彩な機能も標準装備しています。工事進捗管理機能では、紐づけられた工事写真を見ながら、進捗状況をすっきりとした表にまとめることができます。

作業時間を大幅に短縮

「SPIDERPLUS」には作業時間を大幅に短縮できる機能があります。帳票出力機能を使えば、スマートフォンやタブレット端末からアップロードされた写真(データ)をエクセル・PDFファイル形式で容易に出力できます。

誰でも簡単・スピーディーに報告書を作成することが可能なので、基本的な記録台帳・報告書の作成作業を簡略化し、大幅な作業時間削減を実現可能です。

こうした「SPIDERPLUS」の多様な機能を活用したところ、ある企業では1人あたり1ヶ月50時間の作業時間削減を実現したという結果が出ています。

各検査機器メーカー等と連携して実用性を追求

SPIDERPLUS」は各検査機器メーカー等と連携して、常に様々な機能の改善・開発・提供を行っています。

一例を挙げると、3D CADソフトRebroとの連携により、Rebroのデータを図面データとして登録できる機能を搭載しています。引き続き、BIMとの機能連携の開発を進めています。

その他にも、お客様のご要望に耳を傾け、Tfas・CADEWAデータの登録に対応したり、確認・チェック・承認に便利なスタンプ機能を追加したりと、機能改善に努めています。

使いこなせるまでとことんサポート

「SPIDERPLUS」は多彩な機能を使いこなすための徹底したサポートを受けられる点にも特長があります。

いくら良いシステムでも、実際に現場で活用されなければ業務効率向上につながりません。導入効果をいち早く実感していただくために、専任のサポート部署を設置していますので、ご質問やお問い合わせがお気軽にできます。

日々の業務に支障が出ないよう、すぐに回答できる体制が整えることで、導入企業内の利用率向上に貢献します。

また、定期的に導入説明会・勉強会を実施している点も大きなポイント。お客様のご都合に合わせて「SPIDERPLUS」の活用方法を知っていただくことができます。

全国どこでも参加できるWEBセミナーも行っていますので、初めての方でも安心してご利用いただけるサポート体制が整っています。

働き方改革にはDX化が必要不可欠

2022年以降も増していく建設ニーズとコロナ禍以降の働き方改革に対応するためには、DX化が必要不可欠です。「SPIDERPLUS」を導入することで、これらの問題を解決できるだけでなく、作業時間の大幅削減も実現することができます。

導入企業は2022年2月時点で1,200社以上(契約ユーザー数は約49,000人)、建設現場だけでなく、施設や設備の維持・メンテナンスなど、様々なシーンで利用が広がっています。

SPIDERPLUS について詳しく知りたい方は、お気軽に資料請求、お問い合わせください。建設業界の動向にあわせた業務効率化をご検討中の方、DXを推進したいけど何から始めれば良いか悩みを抱えている方からのご相談も大歓迎です!

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情報セキュリティへの取組みは重要な経営課題と考えます。当社は「ISO/IEC 27001:2013」に適合した情報セキュリティマネジメントシステム(以下、ISMS)を構築し、当社が取り扱うお客様の情報資産及び当社の資産の保護と、セキュリティ事故の予防、及び情報セキュリティの継続的な向上に努めます。

ISO/IEC 27001:2013 認証
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適用部署:セールスグループ、プロダクトグループ
適用拠点:東京本社、大阪営業所